カスピ海を見にイランのバンダレアンザリーに行く 2017年11月22日、23日
カスピ海が見たい。
ただそれだけ。
そのためにテヘランから比較的近い、カスピ海沿いの町バンダレアンザリーまで丸一日掛けて行ってきた。
テヘランからラシュト(Rasht)へバス移動
テヘランからバンダレアンザリー直通バスはなさそうなので、バンダレアンザリー近くの大きめの町ラシュト行きのバスを探す。
テヘランからラシュト行きのバスは、テヘラン西バスターミナルにある。
地下鉄MEYDAN-E AZADI駅を出て西バスターミナル近くをうろうろしていると、おじさんが声を掛けられる。
前もって言うとおじさんはめっちゃ親切な人でした。
どこ行くのと聞かれたので、ラシュトと言うが通じない。
地図のRashtを指差してようやく通じる。
ラシュトと言って通じなかったのは、多分自分の発音だとRaの発音でなくLaの発音だったからだろう。
あとRashtのtは聞こえず、ッラシュみたいな発音。
おじさんにはラシュト行きバスチケット売り場まで案内していただき、おまけにアイスまでおごっていただいた。
せめてチップ渡したいと思ったら、おじさんどっか行ってしまって渡せなかった。
ありがとうおじさん
チケット売り場で、このチケットのバスどこ?
と聞いたら、隣にいたイラン人旅行者の方に案内してもらう。
その方から水とウェハースまでおごっていただいた。
イラン人みんな親切。イランは天国ですわ。
テヘラン発ラシュト行きバス
バス代24万リヤル。
出発11時半、到着17時到着。所要時間5時間半。
ちなみにバスの休憩中、イランで初めて雨が降るのを見た。ラシュト辺りは雨降りやすいのか?
ケナレ ゲストハウス(Kenareh Guest House)
ラシュトに到着したのは17時。この日はもう遅かったのでRashtに泊まることにした。
目星を付けていた宿ケナレゲストハウスというところに向かう。
ケナレゲストハウスの場所はほぼ町の中央。
バスターミナルからは6km程度。2時間近く掛けて歩いていく。
ちなみにラシュトの街は洒落た格好のイラン人多かったり、店多かったりと近代の町として発展してる感じの町だった。
19時宿に到着。
ケナレゲストハウスではシングルルームに泊まる。
- 1泊50万リヤル
- 部屋にシャワー付き
- WiFi有り
- 朝食無し
ラシュトからバンダレアンザリーまで乗合タクシーで行く
バンダレアンザリーへの行き方を知らなかったので、ケナレゲストハウスの主人にバンダレアンザリーに行く方法を尋ねる。
主人曰く
- ゲストハウス近くに広場がある
- そこからタクシーに乗れば良い
とのこと。
翌日昼、雨が降る中、ゲストハウス近くのShahrdari広場の北側に行く。
広場北側はタクシーが一杯ある。
停まっていた1台にバンダレアンザリー?と聞くと、あのタクシーに乗れと連れて行ってくれた。
連れて行ってもらったタクシーは共用タクシーなので、4人乗客がそろい出発。
そして町北東の
Valiasr広場で停車する。
代金1万リヤルを払い下りる。
Valiasr広場
このValiasr広場にバンダレアンザリー行きの共用タクシーがある(上画像の奥)
ちなみに広場とバスターミナルの位置関係は以下の通り。
停まってたタクシーのドライバーに声を掛け乗る。4人揃ったら出発。
36km程度の道のりを40分で到着した。
Valiasr広場からバンダレアンザリーまで、共用タクシーの料金4万5千リヤル。
バンダレアンザリーからカスピ海を見る
バンダレアンザリー町の中央にはカスピ海に注ぐ川が流れる。
川の側には日常を感じさせるおっさんの銅像がおる。
川沿いにカスピ海に向かう。
川を進む船
バンダレアンザリーではカスピ海にかなり長い突堤が突き出ている。
せっかくなので先端まで向かう。
突堤はかなり長い。先端まで1kmはある。
途中には観光向けの台、テトラポッドがあり景色は中々良い。
突堤先端は小さな灯台?があるだけで特に何もない。
突堤の道を戻ったら海岸っぽいところに行った。
カスピ海湖岸
カスピ海湖岸の貝殻
カスピ海は定義的には湖なんどろうが、
向こう側に陸が見えないし、波が押して引くところ、砂浜に貝殻があるのを見ると完全に海。
確かカスピ海は塩湖。
せっかくなのでカスピ海の水を舐めてみる、が思ったより塩辛くない?
後で調べたら塩濃度が低いらしい。
これでカスピ海を見るという人生の目標をまた一つ達成した。
ラシュトに帰る。