海外放浪紀行

いきあたり海外放浪

2017年アジア横断の旅日記

四大仏跡ブッダガヤー観光 寄付を求められる 2017年11月2日

ブッタガヤー到着

11月2日朝

ヴァーラーナシー駅を出発しブッタガヤーに向かう。

電車が遅れて、ガヤー到着18時。

ブッタガヤー到着19時前。

 

ブッタガヤーで客引きに引っかかる

薄暗い中、目星の付けた安ホテルに向かって歩いていると男から話し掛けられる。
男はまあまあ上手い日本語で、ホテル良いとこあると言ってくる。

 

自分が1泊500ルピーのホテルに向かってる泊まると言うと、
男は本当は600ルピーだけど、500ルピーでいいからと言い、親戚がやってるというホテルを勧めてきた。

 

この時点で、男は単に身内のホテルを繁盛させたいのか程度に思った。

そのホテルで良いやと行くことに。

 

しかしホテルに到着すると、

男から、明日ブッタガヤーの良いところに連れて行く。
という話をされる。

男のペースに乗せられてる気がしたが、その日は疲れていて特に反論できなかった。

 

朝食を男と食べる

翌日11月3日朝

朝食を食べるためホテルから出て歩いていると、バイクに乗った男がどこからともかく現れた。

 

朝食食べる?良いレストランがある。バイク乗って。バイクは無料。朝食は無料さと言われ、バイクでレストランまで連れていかれる。

 

朝食を食べてる最中、男と話すと

  • 来月レストランを開く。男がオーナーになる。
  • 日本人のガールフレンドがいる。
  • ケンジという日本人ティーチャーから日本語を習った。

と嘘か本当か分からないことを言ってくる。

 

この時点で、この男後で大金を要求してくるつもりだと気がついたが、
すでにホテル代値下げ、バイクでレストランまで案内、朝食タダの借りを作ってしまった。
借りがある以上、この男を無碍に扱うのも気が引ける。

 

仕方ない、男と約束した通り観光のガイドはしてもらおう。

でも高すぎる金額を要求してきたら断ろうと決めた。

 

男にガイド代いくらが良いか聞く。

男はガイド代なんていらない。と答えてきたが、自分がガイド代1000ルピーにしようと言い男に同意させる。

 

これで後になって、もしガイド代として大金を要求されても、

最初に1000ルピーと約束したと言えば1000ルピーで済むはずだ。

 

印度山日本寺

日本の宗派が立てた寺。

 
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寺のすぐ隣には子供たちがいる学校ががあった。

男が言うには日本の支援で運営されているらしい。

 

トトロの木

ブッダが瞑想した場所らしい。
一見1本の木に見えるが、実は4本の木が絡まってできている。


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男から、5分間瞑想していいよ。写真撮るからと言われ、デジカメで撮ってもらった。

 

前正覚山

次の目的地は前正覚山。

前正覚山ブッダが6年間修行したと言われる地。


山に向かう途中道の都合でMohana川を徒歩で渡る。
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 さらに村の中を通過。坂を登り前正覚山に到着。

 

山の上にはなぜかチベット寺院がある。


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ブッダが修行していたとと言われる洞窟の中で祈る。


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 洞窟入り口

 

スジャータストゥーパ(Sujata Kuti)と学校(Sakya Sujata Children Welfare Trust)

スジャータストゥーパがある。

スジャータとは、修業でやせ細っていたブッダに乳粥を渡した村の女らしい。


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スジャータストゥーパの画像

 

この遺跡の周りの作りかけの壁。この壁は日本の支援で造っているという話。
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そしてストゥーパの隣にある学校。
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ここは日本の支援もあって運営されていると話。
中では子どもたちが授業を受けていた。

校長室?らしきとこで教師の方と話す。


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教師の方は簡単な日本語ができるようだった。


教師曰く、この学校は支援とボランティアによって運営されています。

子どもたちのために寄付してくれないかと言われる。

 

名簿を見せられる。
今までここに来て寄付した日本人のサインと寄付額が書かれていた。
500ルピー、5000ルピー、1000ルピー、1000円、200ルピー、300ルピー‥

 

迷ったが、貧しい人が居ること、授業を受けている子供たちがいることは事実。

少しならと寄付することにした。500ルピー渡しサインする。

 

スジャータ寺(Sujata Temple)

スジャータブッダに乳粥を渡した場面の像がある寺。


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そして隣は学校がある。
ここでも寄付を求められるが、さっき寄付したばかりだったので断る。


男の要求

 男からは所々で、寄付が必要だという話を聞かされていた。

 

トトロの木に行った際は、近くにあるハンドポンプを見せられる。
これはタイが寄付してくれた、あっちにあるのは日本人が寄付してくれたポンプ。
ポンプで水を使えて、このあたりは助かったけど、あっちのほうでは水が使えず困ってる
と説明を受ける。

さらに山に向かう途中バイクで村を通った際 、

この村のようにブッダガヤーは貧しい人が多いんだ等と、ちょくちょく寄付が必要であることを言ってきた。


上記の各地を回った後、男からはハンドポンプの必要性を熱弁される。

  • ハンドポンプを作るプロジェクトをやってる。
  • ハンドポンプ1つ当たり35000ルピー。そんなに高くない。
  • 全額じゃなくてもいい。10000、8000、6000、4000ルピーでいい、協力してくれないか?

 

自分としては、
ブッダガヤーに貧しい人が多いこと、日本の協力もあることは分かった。

しかしそんなに出せないし、第一男に金を渡したところで本当にポンプを作るために金を使うのか信用できないと思った。

なので断る。

 

しかし男も食い下がる。

協力してくれないのか?この街は貧しいんだよ?

 

何度断っても、寄付要求してくる。

 

この要求方法ダメだ、耐えられない。

もしガイド代として大金を要求してきたら遠慮なく断れるのに、貧しい人への寄付を盾にするから断りづらい。

こんな話本当なわけないだろ。と思いつつも罪悪感を感じさせるやり方。


結局その場は

今日半日のガイド代とチップ、ホテル代値引き、朝食無料、貧しい人への寄付代の分全部引っくるめたつもりで、
手持ちの金全ての2100ルピーを男に渡してしまった。

これで貸しは返したろうし、男と別れる。

 

マハーボディー

ブッダが悟りを得た場所に、アショーカ王が建てた寺院らしい。


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寺院のまわりではでは全身を地面に付けるチベット式礼拝五体投地をやっている人が多かった。

 

マハーボディーの周りを歩いていると少年の僧たちから、ニホンジンと声をかけられる。
話を聞くと、少年たちはそれぞれシンガポール、タイ、インド、中国出身らしい。

 

少年たちは大はしゃいでいた。

僧でも楽しそうにはしゃぐものなんだなと思った。