海外放浪紀行

いきあたり海外放浪

2017年アジア横断の旅日記

コルカタ サダルストリートの人々 2017年10月上旬

 サダルストリートとその周辺で会った人々の思い出を残す。

 

サダルストリートとは

サドルストリートとは、インド、コルタカにある安宿がコルカタの安宿が集まってる通りの名前。

 

そして日本人目当てのガイド(詐欺師)と物乞いが大勢いる場所。

 

歩いていると度々、男たちから

へい!どこ行く!?(日本語で)

ジャパニー!

という声を掛けられる。

 

反応してここに行きたいとでも行ったら、ぼったくり金額で案内されることはわかりきってる。

 

自分はミャンマーのぼったくりに疲れ、警戒心マックスだったため
これらの声はほぼ無視。

 

女性、親子の物乞い

ただし女性たちの物乞い方法は巧妙。

物乞いの女性は示し合わせたように


No Money. Milk. Milk. Baby(お金ははいらない、子供のためにミルクを買って)

と迫ってくる。

 

お金50ルピー程度を出しても受け取らない。ひたすらミルクを買ってと迫る。
自分がミルクを買うのを何度断っても、めげずに付いてくる。

そして声に反応すると店に連れて行きミルクを買わせようとする。

 

到着2日目にそのタイプの女性に迫られ、店に連れて行かれる。

女がミルクを手に取り買ってと迫る。

店主にミルク価格を聞くと、500ルピー。

さすがにホテル代とほぼ同じは高すぎと思い、

Expensiveと言って断る。

 

すると、女性が

このぐらいあなたの国では高くないでしょ!

買ってよ!ねえ買ってよ!

(実際は英語)

と凄い剣幕で迫ってくる。

 

しかし自分は拒否し続ける、

しばらくすると女は諦めたのか去っていった。

 

あれは本当に子どもがいてミルクを欲しがってるのか?

それともお金のため、赤ん坊がいると嘘言って買わせ、後でミルクを売るつもりなのか?

 

どちらかは自分には判断が付かない。

もし本当に赤ん坊がいて、ミルクが必要だと考えたら後味が悪い。
その日は夜中も気分が悪かった。

 

翌日ホテルを出たところ、
昨日とは違う女性が赤ん坊抱いて
No Money. Milk. Milk.と迫ってきた。

この女性は赤ん坊いるな。
ミルクを買ってあげることに決めた。

店に行き、女性に280ルピーのミルクを買ってやる。

 

よっしゃあ!これで後味の悪い気分とおさらばだ!!


さらに翌日
この女性から、他の子供に着せるからいらない上着、ズボンがあればほしい。
と 言われたので、
ほぼ着ておらず、捨てようかと思ってた上着をあげた。

女性からお礼を言われたのちに立ち去る。

 

あれだね。
人の希望を叶えて感謝されるって気持ちいいな。
この女性の話が嘘でも本当でもどっちでもいいや。

 

日本語堪能の男

久しぶり。2年前に会いましたよね。

とペラペラの日本語で話し掛けてきた男。

 

日本語で話し掛けてくる男の中では珍しく

雑談から入ってきた。

 

自分の見立てでは、日本語を話しかけてきたこの男は、金が目的。

(わざわざ日本語を覚えて、日本人に話し掛しかけるのは詐欺師。というこれまでの旅からの経験則。

道端で外国人見つけるため待ち構えて、声を掛けるなんて行為。特別な目的(金)がないと、9割方あり得んから。)

 

しかし雑談から入ってくるのは珍しいので、この男の人と話してみることにした。

 

男:コルカタ2回目?
私:初めてですよ
男:そうなの、日本の東京に住んでた。友達は日本に住んでて、たまに会いに行ってる。昔は高知にいたこともある。

 

男:今後どこ行くの?
私:バングラデシュに行くつもりです。
男:バングラデシュは何もないよ。ブッタガヤーがいいんじゃない?

私:自分ブッダガヤにも行きます。バングラデシュいったら、後でインドに戻ってきます

男:ブッタガヤ行くなら連絡ください。
友達がブッタガヤいるので、案内します。

私:あーそうなんですか。

 

男:最近日本人少ない。

私:今月ですか。先月までは大学生が夏休みで来てたでしょうが、夏休み終わりましたからね

男:そうじゃなくて。最近何年ものこと。日本人元気ない。

私:昔は日本すごかったんでしたね。今は昔ほどではなくなりましたから

男:そう。今多いのはインド人

私:国内旅行?インドが発展してきてるんですかね

男:そう

 

私:コルカタの人ってみんな、ヒンドゥー語、ベンガル語、英語の3カ国語しゃべれるんですか?

男:3カ国語喋れるのは学校行った人だけ。
だいたいはベンガル語だけ。

私:男さんは?

男:(3カ国語)話せる

私:へえー凄い、それに加えて日本語もですよね凄いな。

男:なにか買いたくなったら言ってください。買ってきます?
私:いやー結構です。

 

中々興味深い話を聞けた。
雑談だけだと最高に良い人っぽいな。

 

ただし金の話になったら、ぼったくり請求されそう

用事あるんでと言って去ることにした。